工場見学 from 国士舘大学!
国士舘大学のみなさんが工場見学に来てくれました
七夕の日に、コンクリートの研究をされている国士舘大学理工学部の津野教授をはじめとする教職員4名と、その研究室の学生さん8名が工場見学に来てくれました。
このご縁というのは、東京都世田谷区にある国士舘大学の津野教授と当社のOさん(研究開発部門の責任者)とMさん(総務部)のおつきあいがきっかけでした。
お話をする中で、学生のみなさんにぜひ実際の生コンクリート工場の製造現場を見てもらいたい!との意見が一致して、今回お越しいただく運びとなりました♪
生コンクリート製造工程
最初に見てもらったのは製造工程です。
見学のため、事務所にある操作盤へご案内!
生コンクリートの製造工程はすべてコンピュータ制御で行われています。
写真では分かりづらいですが、机上には様々な情報を得るためのモニターがいっぱい並んでるんですよ!
Mさん(技術課の課長)から製造工程の説明を受けながら、オペレーターの新村さん(製造課)が実際にコンピュータ操作する様子も見学してもらいました。
授業ではなかなか見る機会のない製造工程を真剣に見てくれていました。
製造工程の後は、材料の受入工程を知ってもらうため構内へ・・・
材料受入工程
当社では、生コンクリートの材料になる砂・砂利(総称「骨材」)の受け入れはグランドホッパー(※1)を採用しています。
骨材サイロに貯蔵される骨材は、その種類(産地や大きさ等)ごとにそれぞれ分けて貯蔵します。
ひとつの区画には最大500tの骨材が入るのですが、それが全部で17区画。
テント張りの骨材サイロの中は大量の骨材を貯えるだけあってとても広く、みなさん興味深く見学されている様子でした。
※1)地下に設置されたベルトコンベアで骨材サイロと呼ばれる貯蔵設備へ運ぶ、都市部などでは一般的なもの。
正面に見えるのは骨材サイロの建物。
外壁に沿って作られている階段とスロープを使ってテント内へ♪
↑こちらは骨材サイロの中。テントの中はとても暑いです!まるで蒸し風呂のよう・・・
生コンを練り混ぜている設備も見てもらいました。
この後、混ぜられた生コンはミキサー車に積まれてお客様の元へ運ばれます!
リサイクル事業
つづいて、Hさん(研究室開発部門)からの説明を受けつつ、当社が独自で取り組んでいる戻りコンのリサイクル工程を見学してもらいました。
実は、出荷した生コンリートの2%前後は現場で余るなどして工場に戻ってきます。
そして工場へ戻ってきた生コンクリートを「戻りコン」と呼んでいます。
戻りコンを洗ってふるいにかけることで骨材・微砂を分級し、残ったスラッジ(セメントと水が混ざったもの)を脱水してから破砕・乾燥させます。
こうして、廃棄物として処理されることが一般的なこの戻りコンをリサイクルして再生セメントを製造しています。
↑こちらは脱水設備を見学してもらっているところです。
↑つづいて、破砕・乾燥設備の見学・・・
再生セメントを使用したドライモルタルの製造設備も見てもらいました!
当社では、経費面や循環型社会への貢献という観点からも、できるだけ廃棄物を出さないためにこういった取り組みを行っています。
試験室&実験室
構内を見て回った後は、再び事務所棟へ戻ってきました!
試験室に備え付けの設備や、ここで行われる試験についても触れながらお話が進みます。
つづいて、おとなりの実験室も見学。
ちょうど実験室ではHさん(研究開発部門)がセメント密度試験を行っていて、学生のみなさんもその様子を真剣な眼差しで見守っていました。
締め括りの座談会
少しの休憩を挟み、ここからはパワーポイントを使用して本日のおさらいです。
改めて当社の会社概要からはじまり、見学内容の要点や捕捉。
おさらいの後は、質問タイム!
勉強熱心な国士舘大学の学生のみなさん・・・自主的にひとり、またひとりと沢山の質問をしてくれましたよ♪(╹◡╹)
今回の見学で、学生のみなさんにとって少しでも得るものがあったとしたら嬉しいかぎりです!
当社では感染対策に気を付けながら、工場見学を行っています。
工場見学ご希望についてはお気軽にお問い合わせください。
<お問い合わせ先>
2023.9月:追記
工場見学・職場体験のご案内ページを新たに作成いたしました。
工場見学の流れが簡単にまとめてあり、より見学当日のイメージがしやすくなっています。
是非、のぞいて見てください(*^▽^*)